「顧客第一を企業理念としていちずに走ってきた。
顧客情報流出という大事な部分で不安を与え、心からおわびします」
―本社での会見。高田社長は、やや青ざめた表情で頭を下げた。
同社は現在、約十五億円をかけてテレビショッピング開始十周年記念企画の真っ最中。
しかし、高田社長は名簿流出を受け、この記念企画や受注以外のすべての通販業務
中止を即断した。今月だけで損失予想は数十億円。
「損失が百億円を超えようが関係ない。顧客の理解を得られるまで自粛は続けたい」。
危機感がにじんだ。
たかたの記者会見のコメント、潔しだな。
責任をきちんと受け止めているように感じる。
一方、某BBは当初のコメントや記者会見を観ても、
潔さを微塵も感じる事は出来なかった。
最近、企業のトップでここまで潔い会見って、あったかな…。
販売自粛は英断にして賢明。
後は、流出の経緯を徹底解明して公表し、万全の防止体制を構築することだな。
失った信用を取り戻すには時間がかかるだろうけど、この社長ならば復活できるだろう。
このままずっと天狗にならない商売人でいて欲しいね。